日本で初めて発売されたキャラメルは、今から100年ほど前の1899年森永製菓から販売されました。当時はひと粒ひと粒、ワックスペーパーで包み、それを10ポンド缶に入れて1粒5厘でバラ売りするという状態でした。その後、そのバラ売りのキャラメルを持ち運びに便利なポケット用の容器に入れては、というアイデアから美しいブリキ印刷缶（10銭）を発売しました。しかし容器代によって、中身のキャラメル粒数からするとバラ売りの倍の値段という、高価な商品になったため、なかなか普及しませんでした。それから5年後、ポケットサイズの紙サック入りキャラメル（20粒入り）10銭を「土産用」として販売したところ、爆発的な人気を呼び、この日が「黄色い箱に入っている森永ミルクキャラメル」の輝かしい誕生日となりました。一世紀を生きてきたキャラメルは老若男女を問わず一度は口にしたことのある食べ物でしょう。「キャラメルは好きですか？」と聞かれ、大人になり甘い物が苦手という人は別として、ほとんどの人は嫌いな人はいないでしょう。キャラメルの箱からでてくるキャラメルを食べるたびに懐かしさや思い出を感じるのではないでしょうか。私の仕事においてお客様の業種は様々です。年輩の方のデザインに合わせたり、ティーンの感性に味付けしたりと同じ原稿でさえお客様のニーズにより全く正反対のものを作成しなけばなりません。そのアイデアを出すのがキャラメルの箱と考えます。お客様主義のいろいろな味のキャラメルを出し続けられるよう日頃から努力するつもりです。いつの日か懐かしさや思い出、人に感動を与える物を作れるようにと考えます。
キャラメルボックスは企業間コミュニケーションツールの企画・デザインを承っております。スマートなコミュニケーションを実現するためには、それぞれのツールの役割を踏まえ、他のツールとの繋がりを考慮し相乗効果を生み出すことを目的としたプランが必要です。 企業やショップの課題解決に少しでもお役に立てるよう、一歩踏み込んだコミュニケーションと幅広い視野を持ったプランで、機能性の高いスマートなコミュニケーションを実現するご提案をさせていただきます。
業務内容
グラフィック・広告、雑誌、WEB、などのデザイン・企画・編集。
デザインコンサルティング、コミュニケーション・プランニング、プロダクトデザイン。